個人で加入する「個人型」確定拠出年金について
確定拠出年金(DCといいます)は、2016年に加入範囲が広がり、
個人事業主でなくても、広く個人が加入できるようになりました。
【過去記事】 確定拠出年金とは? イデコ(iDeCo)とは?
・確定拠出年金とは
自分の加入している年金制度のステータスに応じて、拠出金(掛金)の限度額内で、
毎月積立していき、その運用を自分で行い、その成果に応じ将来の年金給付額がきまる制度です。
たとえば、
個人事業主(国民年金加入者)は、月額68,000円が限度。
サラリーマンでも、会社に企業型DCがないときは、月額23,000円が限度。
会社に企業型DCがあるときは、月額20,000円が限度で、
また専業主婦のような第3号被保険者(社会保険の扶養者)
・税金のメリット
→払った時
毎月の掛金は、全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)になります。
年末調整で控除が受けられます。
→年金受取時
運用した年金は、一時金と年金方式で受取れます。
一時金のときは、退職所得。
年金方式は、雑所得の公的年金扱い。
どちらも所得税の計算上、有利と言われている所得区分に該当します。
・注意点
掛金を払った時&年金をもらう時と税金メリットがある、確定拠出年金。
ただ、知っておくべき注意点もあります。
・60歳までは解約&払い出しはできない
掛金の変更は出来ますが、解約することはできません。
・手数料がかかる
加入時や口座管理手数料などがかかります。
・自分で決める
金融機関、証券会社など、ご自分で口座をひらくのですが、
手数料が安いところを選ぶとか、取扱い商品の多い所を選ぶとか、
口座開設するところから、自分で決めていく必要があります。
もちろん、どの商品に何パーセント購入するか、など運用して行きます。
それによって、老後にもらえる年金が変わってきます。
◆◇今日のつぶやき◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
年金額が確定しないことが「デメリット」と言われるDCですが、自己破産してもこの財産は清算されないという
隠れメリットもあるんですよね~