クラウド会計・確定申告の料金プランが変更 単体利用について
2019年4月、マネーフォワードの料金プランが変更になると発表されました。
変わると決まった料金プランについては「しょうがない」のですが、
年額プランは、更新日を待って新プランへ変わると思い込んでいたので、
移行日をもって(強制的に)新プランへ変更ということで驚きました。
取り急ぎ、まとめたので共有です。
・料金プランの変更について
6月5日以降、
マネーフォワード クラウド会計(法人向け)
マネーフォワード クラウド確定申告(個人向け)
は、これのみの利用ではなく(単体契約できない)
以下の4つのサービスも含んだ
・マネーフォワード クラウド請求書
・マネーフォワード クラウド給与
・マネーフォワード クラウド経費
・マネーフォワード クラウドマイナンバー
「パック料金」になります。
この料金改定前にも、すでにパック料金は存在していました。
しかし、今回の料金プラン変更は「すべてがパック料金」になる、点です。
・取り急ぎの対応策
すでに5月8日に、パック料金を利用していた方について、新料金への変更が行われました。
次、6月5日に「単体契約している方」は、以下のプランへ自動的に移行が行われます。
- 個人事業主さま:マネーフォワード クラウド パーソナルライト 月額プラン (月額1,280円)
- 法人さま:マネーフォワード クラウド ビジネス 月額プラン(月額5,980円)
法人向けプランには、スモールビジネスという月額3,980円のプランもありますよ(以下表あり)
今まで「会計」だけ使っていたけど、「請求書」も使ってみよう・・・という事業者さんは、
値上げを受け入れ料金プラン変更に移行で良いと思います。
なるべくなら「単体利用でいい」「安いほうがいい」という事業者さんは、
「とりあえず」の対応策として
年額プランにして(単体利用期間を延ばす) & そのプランを解約する
詳しくは、公式サイトで説明がありますが、
https://support.biz.moneyforward.com/valuepack/guide/integration/i003.html
- 年額プランにしておき、
- プレミアムサービスを解約する
という事みたいです、はい。
プレミアムサービスを解約しただけでは、年額プランの有効期限まで利用できますし、
その後はフリープラン(無料)に切り替わるだけです。
月額契約中で解約すると、すぐに解約になるので注意(どうしようか考える期間が欲しいときは年額プランに変更を!)
事業者を削除しなければ、仕訳の閲覧などはできるので
「とりあえず」の対応策にはなると思います。
まずは、ご自身のプランを確認してみましょう。
フリープランでできないことは、仕訳データをCSVにエクスポート(吐き出す)ことはできないので
サービスを利用中の有効期限内に行うようにしておきましょう。
・新料金プランと差額
改めて、料金の比較を見てみましょう。
移行前 | 移行後 | |
個人事業主向け | ベーシックプラン月額800円/年額8,800円
電話サポート付ベーシックプラン 月額なし/年額17,200円 |
パーソナルライト月額1,280円/年額11,760円
パーソナル 月額2,480円/年額23,760円 パーソナルプラス 月額なし/年額35,760円 |
法人向け | ライトプラン月額1,980円/年額21,780円
ベーシックプラン 月額2,980円/年額32,780円 |
スモールビジネス月額3,980円/年額35,760円
ビジネス 月額5,980円/年額59,760円 |
それぞれのプランの説明は、公式サイトにゆだねます。
・今後の対応策
有効期限を延ばしたなら、その期間中で「どうするか」を考えられますね。
- 新プランへ移行して、ほかの請求書や給与のサービスを利用する
- マネーフォワード クラウド会計・確定申告をやめる(他のサービスにする)
- 公認メンバーから利用する
・使い続ける
お客様の中には、請求書便利なんだけど利用料が高いので、と
おっしゃる方もいらっしゃいます。
その際は、思い切って利用しつくしてしまうのも良いと思います。
・撤退する
一方、サービスからの撤退「やめてしまう」という選択もアリかと。
他のクラウド会計もありますし、
PCにインストールする会計ソフトもありますが、
移行が手間だし、面倒くさいというのも、そうなんですよね。
・公認メンバーから
または、私たち士業のうち「公認メンバーから利用する」と単体利用ができます。
マネーフォワード社では、「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ(無料」というランクがあり、
シルバー以上は、プロダクトキーを購入できます。
プロダクトキーをお客様に「付与」することで、お客様は単体利用が可能となります。
当事務所では、導入当時からお客様に有料でお分けしていたので
今回のご連絡は少なくて済んだのですが、
個別にクレジットカードで利用されてらした方には、急いでご連絡いたしました。
・つぶやき
こういうサービスは、最初無料や、安くしておいて、
利便性を感じてもらえるようになると、有料していくというのが常です。
今後、値上げも考えられますし、
サービスが中止されることも多い、クラウドサービス。
私も、あるサービスを利用していたら、運営会社が変わり、その後有料へ。。。という流れになりました。
移行期間で考えて、ほかの会計ソフトをつかっていくのも一案でしょう。
クラウド会計は自動取得が便利なんですけどね。
値上げしないことを希望しつつ・・・