「国際観光旅客税」について 経費になるか
内容確認済み:2022年7月4日
ご存知ですか?
「国際観光旅客税」という新たな税金ができました。
・国際観光旅客税とは?
国税庁のホームページには、
観光先進国実現に向けた観光基盤の拡充・強化を図るための恒久的な財源を確保するため
ということです、はい。
平成30年の税制大綱に織り込まれました。
国際観光旅客税は、船舶、航空会社のチケットに上乗せの方法で
出国1回につき1000円徴収されます。
こちらは、平成31年1月7日以降の出国からの適用になります。
・課税されないケース
出国時に2歳未満の子は課税されません。
あとは、トランジット(乗継)問題。
基本、「国際観光旅客税」がかかるのですが、24時間以内の日本滞在であれば、非課税です。
Q&Aをみてて面白いと思ったのは、
楽器用のスペースのため、1人で2席分の航空券を購入した場合は?
というのがありました。
→ 出国は1人なので「国際観光旅客税」は1人分という回答がありました。
ただ、税金の回答としてはこれでいいのでしょうけど、
大きな荷物を運ぶ時は、輸送会社にお問い合わせを!!
輸送規約とか、旅客規定があったような記憶で(昔、バス会社に勤務していたもので・・・)
単に2席予約したからいい、というものでもないのかと。
私自身、アメリカから犬と帰国したので、
動物は荷物扱いでしょ??手荷物でしょ?とかいう主張は通らないのが大変でして。
・海外出張では?経費になる?
従業員の海外出張に伴い、
業務精算等で「国際観光旅客税」を会社に請求されることが予想されます。
当然のことながら、業務の遂行上必要な出張に伴うものでしたら、
租税公課または旅費交通費で損金(経費)の扱いになりますね。
《参考記事》 海外出張の業務精算 使う為替レートと精算方法
https://ayumi-office.com/ms-zeirishi/2015/06/28/businesstrip/
◆◇今日のつぶやき◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
芸能人等がプライベートジェットでの出国でも課税対象になります♪
ただ、トランプ大統領など各国政府の公用機は対象外です。観光ではないから・・・ですw