日本国民のうちに確定申告している割合 は? 「日本の納税者」について
更新日:2019年6月27日/
国税庁のホームページに「国税庁レポート2015」なるものが公表されました。日本国民で確定申告している人の割合はどのくらいか知ることができます。
「日本の納税者」から
三木先生の「日本の納税者」という本には、日本人と税のことが書かれています。「税金ってややこしくてわからない」といわれる理由はどこにあるのか、
年末調整という仕組みが、税金を日本人から遠ざけてしまったのか? など、多方面から切れ味よく書かれていています。
さて、「国税庁レポート2015」の後半に上記の図があります。これをどう見るか。
国民の人口のうち、確定申告者の数の割合。なんと16%!!!
その申告した内訳としては事業所得者や、不動産を持っている人の申告が多いのかと思いきや、そこでも給与取得者、、、こんなにもサラリーマン(給与所得者)大国なんですよね。
つまり、残り84%は、給与をもらい年末調整を受ける人が多い、ということになります。※民間給与実態調査からもこれに近い数字があがっています。
日本は、給与所得者という正社員、パート・アルバイトほか、役員報酬など中小企業など社長さんなども含め、いかにこの割合が多いかを実感し、確定申告の割合の低さを実感しました。
そもそも確定申告って??
個人であれば、1月1日から12月31日までの課税標準から、税額まで計算して、申告書を提出(申告)することによって、納税する自分の税金を確定させる(納税もする)ことを言います。 この制度を「申告納税方式」というのですが、、、せっかくの「申告納税」のはずなのに、申告している国民が16%という現実です。
こんな数字になったのは「年末調整」という制度が、幅をきかせているからですね。
ただ、年末調整も、給与の支払者がどれだけやっているかというと、、、 税理士事務所がやっているという現実だと思いますので、すごーーく狭い世界で税金の計算が行われているんです。
税理士は頼りになるの?
税金の計算って複雑です。
確定申告・・・・税金を自分で確定させるということの意味の重さが、申告が身近でない人には重すぎる思うのですが、そーゆー仕組みになっています。
じゃ、税理士って頼れる存在なのか、、という件に関しては、試験制度や資格制度についての問題点など本書では厳しく書かれています。
一般の人には少し難しいかもしれませんが、そこを超えてぜひサラリーマンさんは、読んでみるといいかもしれませんね。
◆◇今日のつぶやき◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
最近見た舞台、「七人ぐらいの兵士」 明石家さんまさんの出演ということで、どんな公演になるか楽しみで行きました。
ちゃんと演技され、ストーリーが進み(笑)しっかりとした舞台でしたが、どんどんアドリブが入ってきて、途中笑いが止まらないという楽しさ。
3時間という舞台では長いのですが、これを途中休憩なしで進みますw さんまさん、声ガラガラだったけど、本当に楽しい舞台でした。次回もあれば絶対にいくーーー!!