女性税理士の「税金・仕訳・経理」の解説ブログ

(苦しい)税理士事務所へ就職した君へ

    
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(苦しい)税理士事務所へ就職した君へ

更新日:2019年5月11日/

4月になり、新卒社会人を電車内などで見かけます~
最近は、税理士事務所、税理士法人で「新卒」を採用していますね。

私個人的には、税理士(会計)事務所・税理士法人は、あまり新卒採用がそぐわない業界だと思います。
もちろん「ダメ」ということではなく。
働いていて「きつい」と感じる方へ、エールを送る意味で書いてみました。

私自身、正社員として 「税理士(会計)事務所」に勤務した時は、
愚痴にもならない、なんとも言えないモヤモヤを抱きました。

その後 「上司」みたいな立場を経験していると、スタッフが悩んでいるのが見えました。

これって何だろう~~と考える中でたどり着いたのが、

「求められるものと自分とのギャップ」
「自主トレ」の多さ

ではないかと思いました。

・経理部長とサービス業

税理士(会計)事務所はどんなところかと言うと、
一般企業の経理を管理しているところ、であり、
経理部と違いサービス業であるところ、デス。

「経理」と言っても、日々の取引を起票(入力)したり、振込、税金、給与の支払のほか、
取引先へ請求書発行、入金管理などもあります。

税理士(会計)事務所は、それらをチェック・管理する位置にいますので、
未経験なら、各企業が社内でどのような仕事を行っているか、少なからず理解する事は必要です。
(私は、経理の仕事という本を一通り読みました)

経理経験者であっても、経験してきた「経理」業務によっては、知識の足りなさを実感するのではないでしょうか?

また、サービス業であることもポイントです。

一般企業の経理にいれば「自社のもの」なので、管理部としてひたひた働くことになりますが、
税理士(会計)事務所は、「専門的」な「サービスを提供する」ところですので、お客様(クライアント)がいらっしゃいます。

その違いも認識しておくといいでしょう~

・勉強がつきもの

「仕事」をするにあたり、新しい事を覚えるのは当然。

ただ↑上にも書いた通り、経理部の管理的な位置なので、経理の仕事は分かっておきたいところ。

その上で、法人税ってどうやって計算する?所得税との違いは?源泉所得税って?など税金の話が加わってきますので
大学を卒業したばかりで、自分の給与明細も読めない状態だと、知識がついていかないことも多く。

やりがいのある仕事!ではありますが、やりがいの壁が高すぎる傾向があります。

重ねて、 税理士(会計)事務所は、正社員で働きながら、通勤前、通勤時、平日夜、土日と時間を作りながら、
税理士試験合格を目標に試験勉強をしながら働いているかたが多いです。(これが本当にきつい)

事務所によって差はありますが、「自主トレ」が当たり前の業界。

自分の受験科目のほか、他の税金の知識なども求められるので、

休日に何しようかな~ 暇だな~ という友達とのギャップも生まれたり(笑)

・税理士試験に受かりたいのであれば

税理士(会計)事務所に採用され、働きながら税理士試験の合格を目指すのであれば、
「絶対に試験に合格する」という強い気持ちが大事です。

どんなに忙しくても、合格している人がいます。
不合格通知をみても  「忙しかったから」 という言い訳は言って欲しくないのです・・・

“忙しい中でも必死に勉強した、でも理解が足りなかった“ と悔しがるくらいに、空き時間を使ったり、工夫して時間を捻出して合格してほしいです。

“関連記事” “税理士は海外で税理士業務ができるのか” 


◆◇今日のつぶやき◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いろんなものを背負い、みなさん受験しておられます。

「忙しくて学校に通えなかった」 ←独学で合格している方もいます

「子供が生まれたから」 ←子供を育てながら合格しているママもいます

「体調こわして手術した」 ←無受験の年を作りたくなくて、記念受験だけでもして来年につないだ

など・・・

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