合法も違法も/課税逃れの話
東京大学大学院 教授の中里実先生のセミナーへ行ってきました。
先生は現在、政府税制調査会の会長でして、時折テレビでもお見受けしますね。
私は以前、東京大学でオープン講座があると知り、「赤門を通れる!」という興味本意で参加したときに先生の事を存じ上げる事になりました。
もちろん、大学内でも人気の先生だそうです。
業界の中には、優秀で有名な方が沢山いらっしゃるので、講座に出る事で覚えているような感じです・・・
さて今回のテーマは、
「税制改革とアメリカ大統領選挙」
先生はご自分で、課税逃れの専門家とおっしゃっていました。
課税逃れ、ってざっくり違法も合法も税金を少なく収めることと思って頂いていいのですが、、違法な方はもちろんケシカランな話です。
近年では、個人も法人も国境を超えて行動することが増えて、日本の国税は、海外にある資産からの収入の課税もれなどを何とかしたいと言う事で、
外国にある資産を調書を管理したり、国外送金を把握したりと、頑張っています。
悪い事してないのにな~~ な人は、面倒な書類や手続きが増えてる実感ですが、
本当に本当の悪い事を取り締まろうとしている所には、大事な「手がかり」のひとつなのですよね。
ちょうど読んでいたコチラの本「税金亡命」
香港と日本の 国際租税回避(悪い方)の小説です。
手の込んだ脱税を、日本の国税がどうやって追って行くのか・・・
緊迫したやり取りがとっても面白かったです。
いや、意識が国税側につくと、胃が痛くなるような場面もあって、ちょっと疲労感さえ覚えましたよ。
調書1枚が、違法の課税逃れをみつけるきっかけになるのであれば、それも正義だな・・・と感じました。
なんか私が書くと軽いけど(笑)
小説、とっても面白いのでおススメです♪